WiFiを用いた位置決定の説明
- (インターネット上の)位置情報サーバ上のデータベースに、あらかじめWiFiの個体識別情報(WiFiアクセスポイントのMACアドレスまたはBSSID)とその位置情報(緯度・経度など)の組を多数登録しておく。
- アプリケーションはAPIを通じて位置情報クライアントに現在位置を問う。
- 位置情報クライアントはWiFiドライバからWiFiアクセスポイントの個体識別情報とその電波強度のリストを得る。
- 位置情報クライアントは位置情報サーバにそのリストを送る。
- 位置情報サーバは前記のデータベースと照合して現在位置を割り出し、それを位置情報クライアントに返す。
- 位置情報クライアントは、APIの応答として現在位置をアプリケーションに返す。
※位置情報データベースの全部または一部をサーバ上ではなくローカルに持つような処理形態も存在する。例:*1
WiFi位置情報エンジン(とAPI)
位置情報を利用するアプリケーションの例とそれが使っているWiFi位置情報エンジン
アプリケーション | 位置情報エンジン | 典拠 |
iPhone/iPod touch/iPadアプリケーション(Safariを含む) | Google及びSkyhook | *2 |
Androidのwebブラウザ | Google | |
Firefox | Google | |
Eye-Fi Explore | Skyhook | *3 |
Foursquareクライアント(Android) | ? | |
Foursquareクライアント(webOS) | ? | |
Gowallaクライアント(Android) | ? | |
Gowallaクライアント(webOS) | ? | |
Google Maps(WindowsMobile) | ? | |
Google Maps(Android) | ? | |
Google Maps(webOS) | ? | |
関連情報
- iPad WiFiでは、イーモバイルのポケットWiFiとの組み合わせでも位置情報決定ができるとのツイートがある。このことと私の経験から、Skyhookはモバイルアクセスポイントがあっても位置決定が行えるのかもしれない、との推測ができる(筆者の手元にはSkyhookを使うアプリがないため検証できない)。