作業環境作業環境としては、Meta-Doctor手順に書かれているように幾つかありますが、私は次の環境で作業をしました。
ほかに、Palm Profile登録時にUSIMが必要です。 Cygwinの準備Meta-Doctor手順によると、次のCygwinパッケージがインストールされている必要があります。
これらはCygwinのsetup.exeでインストールできます。 私はCygwinのすべてのパッケージをインストールしてあったので、何もする必要がありませんでした。 以下、Cygwinのコマンドプロンプト上で作業します。 空のワークディレクトリを作ってそこへcdしてください。 Meta-Doctorのインストール次のコマンドを実行。 git clone git://git.webos-internals.org/tools/meta-doctor.git なお、gitはTCPのポート4918を使うのでファイアウォールなどで遮断している場合はそのポートを開いておく必要があります(上のコマンドを実行してダメだったらやれば良い)。 Palm SDK のインストールJavaとVirtualBoxがインストールされていないなら、同じページからインストールすることができるのでそこでインストールしてください。 webOS Doctor のダウンロード[webOS Doctor は、Palm社が提供している携帯端末初期化用のツール。深刻なトラブルで携帯端末を初期化したいときに使うために提供されている。] 次のコマンドを実行。 cd meta-doctor mkdir downloads cd downloads Webos Doctor Versionsから、Palm Pre の機種に合った.jarファイルをダウンロードして、今いるディレクトリ(downloadsディレクトリ)に置く。ここでダウンロードしたバージョン(私は1.3.1でした)を覚えておくこと。ひとつの機種に対して複数のバージョンがありますが、Meta-Doctorが対応しているバージョンを選ぶのが吉。対応しているバージョンは、meta-doctor/patchesを見ると分かります。 私の場合(O2版のバージョン1.3.1)のダウンロードコマンドを書いておくと、 wget http://palm.cdnetworks.net/rom/pre/p1352r0d01182010/wrep1352rod/webosdoctorp100ueu-wr.jar ですが、ブラウザでダウンロードしてももちろんかまいません。 ダウンロードしたファイルを次のようにリネームする(末尾に - とバージョン番号をつける) mv ダウンロードしたファイル名 ダウンロードしたファイル名-バージョン番号 私の場合は、 mv webosdoctorp100ueu-wr.jar webosdoctorp100ueu-wr-1.3.1.jar ですが、エクスプローラからリネームしてももちろんかまいません。 Meta-Doctorの実行[Meta-Doctorは、webOS Doctor にパッチを当ててアクティベーション回避などを可能にするツール。] 次のコマンドでmeta-doctorディレクトリに移動する。 cd .. Makefileの編集Makefileの20~30行目あたりを次のように編集する。
お好みで最初の3行以外の行もコメントを外して(有効にして)下さい。 ちなみに私は DISABLE_MODEM_UPDATE 以外のすべてを有効にしました。 パッチファイルの置き換えここでパッチファイルのひとつを置き換えます。2010年1月26日現在のgitリポジトリを使うかぎりはこの置き換えが必要です。 meta-doctor/patches/pre-p100ueu-wr-1.3.1/bypass-activation.patch をここにある代替パッチ bypass-activation.patch.tgz と置き換えてください。 注意: この代替パッチはO2版のバージョン1.3.1でのみ有効です。この代替パッチはQueueSoftさんのブログの情報から作成しました。QueueSoftさんよい情報をまことにありがとうございますm(_ _)m。 実行次のコマンドを実行
VERSIONの番号は適宜変更してください。 終了までに10分ぐらいかかります。 webOS Doctorの実行次のコマンドを実行。 cd build/* cygstart webos*.jar webOS Doctorが起動するので、
ここまでやったところで、有名な「ROM焼きモード起動」の操作をします。せきのさんの掲示板に書いてありますが、ここにも引用しておきます。
なお、きちんと電源が落ちていれば(サスペンド状態でなければ)、2~4は必要無いようです。 これができたら、
ここでうまくいかない場合は、タスクマネージャで「タスクを終了」して本節の最初からやりなおすこと。こういう情報(英文)もあります。
ROM書き込みが終わると、Preは自動的にリセットされます(他のサイトでは、リセットできない旨の画面が表示される、という記述もありますが、私は経験しませんでした)。webOS Doctor の画面が残っていますので、
USIMを入れる一旦Preの電源を切ってUSIMを入れます。
私はemobileのUSIMを使いました。通話はできませんが、Palm Profileへの登録は問題なくできました。 なお、USIMはROM書き込み前に入れておいても差し支えないようです。 WiFiを有効にする。
FirstUseアプリの実行
(ここで言語を聞いてきたあとリセットがかかるのは失敗。私の場合 webOS 1.3.5.2 ではそうなった)
(ここで"profile creation failed"となるのは失敗。私の場合 webOS 1.3.1 で、代替パッチを当てない場合にそうなった)
これで終わり。 Tag: Palm HP Pre webOS アクティベーション |