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Table of Contents

このページは試行錯誤しながら書いたので 話が多少前後していたりしますが、ご容赦を。

参照ページ

DangerSPLについて

radio2708とhboot0013dについて

Clockworkmod 4について

RA-dream-1.7.0について

「CM7系のROM」(坂本,Yoshi,GRP)について

ダウンロード

ClockworkMod 4.0.0.5

RA-Dream-1.7.0(Sapphire用は別にある)

DangerSPL

radio2708 & hboot-1.33.0013d (Dream用, Sapphireにも使える)

坂本ROM(すでに最新ではありません)

坂本さんのカーネル(camfix版、Dream非対応)

ezgbカーネル(Dreamではこれで坂本ROMが動いた)

gapps for GingerBread (gapps-gb-20110613-signed.zip)

DangerSPLの導入

DreamにADP1のAndroid 1.6を入れる - SPL の項 でDream用のいくつかのSPLについて触れたが、ここではそのうちの DangerSPL を導入してみる。

DangerSPLの特長

  • NANDメモリのパーティションを切り直し、/cacheを減らして/systemと/dataを増やす。 これにより、Dreamよりメモリの大きいMagic/MT3G用に作られたROMを焼くことができる ようになるようだ。

※ /cacheは主としてOTA updateの際にアップデートイメージの置き場所として使われる だけなので、すでにOTAの終わったDreamにおいては減らしても問題はない。

DangerSPL導入前のメモリ

 # cat /proc/meminfo
 MemTotal:          98384 kB
 MemFree:            3628 kB
 Buffers:              32 kB
 Cached:            21252 kB
 SwapCached:            0 kB
 Active:            38688 kB
 Inactive:          42160 kB
 Active(anon):      28508 kB
 Inactive(anon):    31676 kB
 Active(file):      10180 kB
 Inactive(file):    10484 kB
 Unevictable:         280 kB
 Mlocked:               0 kB
 SwapTotal:             0 kB
 SwapFree:              0 kB
 Dirty:                 0 kB
 Writeback:             0 kB
 AnonPages:         59856 kB
 Mapped:            14404 kB
 Slab:               4084 kB
 SReclaimable:        924 kB
 SUnreclaim:         3160 kB
 PageTables:         4948 kB
 NFS_Unstable:          0 kB
 Bounce:                0 kB
 WritebackTmp:          0 kB
 CommitLimit:       49192 kB
 Committed_AS:    1324912 kB
 VmallocTotal:     155648 kB
 VmallocUsed:       60524 kB
 VmallocChunk:      25596 kB
 
 # cat /proc/mtd
 dev:    size   erasesize  name
 mtd0: 00040000 00020000 "misc"
 mtd1: 00500000 00020000 "recovery"
 mtd2: 00280000 00020000 "boot"
 mtd3: 04380000 00020000 "system"
 mtd4: 04380000 00020000 "cache"
 mtd5: 04ac0000 00020000 "userdata"
 
 # busybox df -m
 Filesystem           1M-blocks      Used Available Use% Mounted on
 tmpfs                       48         0        48   0% /dev
 tmpfs                        4         0         4   0% /sqlite_stmt_journals
 /dev/block/mtdblock3        68        61         6  91% /system
 /dev/block/mtdblock5        75        55        20  74% /data
 /dev/block/mtdblock4        68         3        64   5% /cache
 /dev/block//vold/179:1
                           7651       526      7125   7% /sdcard

DangerSPLの導入条件

  • Dream または T-Mobile G1のrootが取れていること。
  • SPLのバージョン(fastboot画面の2行目にHBOOT-x.xx.xxxxのように表示される) がHBOOT-1.33.2005でないこと。もしそうであればそれは既にDangerSPLである。
  • radioのバージョン(fastboot画面の4行目にRADIO-x.xx.xx.xxのように表示される) が
  • リカバリがAmon_RAのリカバリ(dream用)になっていること (と参照ページには書いてあるがここではrecovery-CyanogenMod-2.5.0.7を使った)。

ちなみに今回導入対象機器のfastboot画面を次に示す。

 DREA*** PVT  32B
 HSPL10.95.3000
 CPLD-4
 RADIO-2.22.19.26I
 
 Oct 20 2008
 
        FASTBOOT

DangerSPLの導入手順

radioイメージの導入

上記リンク先のradioイメージはupdate.zip形式なので、

  1. ダウンロードしたイメージファイルを本機のSDカードにコピーしてから、
  2. リカバリメニューの Flash zip from sdcardを選び、
  3. 導入対象のファイルを選んで実行すれば導入される。

SPLのフラッシュ

上記ページからダウンロードできるDangerSPLもupdate.zip形式なので、

  1. ダウンロードしたイメージファイルを本機のSDカードにコピーしてから、
  2. リカバリメニューの Flash zip from sdcardを選び、
  3. 導入対象のファイルを選んで実行すれば導入される。
  4. このあと必ずリブートをすること。 リブートすることによってhbootイメージが実際に書き込まれる。

導入直後の様子

リブート後、hbootを勝ているというメッセージが一瞬みえた後、 HTC DREAMのロゴ画面になって、そのまま変化なくなった(少なくとも5分以上待った)。 ここで phone + menu + power を押すとリブートがかかるが やはりDREAMのロゴ画面で止まる (これはCyanogenMod recoveryを使ったせいか、 それともNANDを切り直したための正常な反応なのか?)。

fastboot画面

再び phone + menu + power を押すとリブートがかかるので急いで backキーを押し続けると、fastboot画面が無事起動した。

fastboot画面は次のとおり。 前のSPLに比べるとMagicと同様の書式へと変わっているのが分かる。

 DREAM PVT 32B ENG S-OFF
 HBOOT-1.33.2005 (DREA*****)
 CPLD-4
 RADIO-2.22.19.26I
 Apr 20 2009,15:30:43
 
 FASTBOOT
 
 <CAMERA STEP2> HBoot Mode
 <SEND> Reset Device
 <ACTION> Restart to HBoot
 <MENU> Power Down

リカバリからadbで見てみる

リブート時にhomeを押し続けることでリカバリは問題なく起動した。 PCにUSB接続するとadbでも問題なく認識されている。

adb shellからマウントしてみると /system だけがマウントできない。 手動(mountコマンド)でマウントを試みるがやはりできない。 どうやら/dev/block/mtdblock3にはファイルシステムが作られていないようだ。

リカバリから format system を行ってからマウントしたところ、 正常にマウントできた。

DangerSPL導入後のメモリ

adbが使えるので次のとおりメモリの状況が見られる。

 # cat /proc/meminfo
 MemTotal:          97924 kB
 MemFree:           91216 kB
 Buffers:              40 kB
 Cached:             1760 kB
 SwapCached:            0 kB
 Active:             1816 kB
 Inactive:           1408 kB
 Active(anon):       1456 kB
 Inactive(anon):        0 kB
 Active(file):        360 kB
 Inactive(file):     1408 kB
 Unevictable:           0 kB
 Mlocked:               0 kB
 SwapTotal:             0 kB
 SwapFree:              0 kB
 Dirty:                 0 kB
 Writeback:             0 kB
 AnonPages:          1460 kB
 Mapped:              696 kB
 Slab:               2220 kB
 SReclaimable:        628 kB
 SUnreclaim:         1592 kB
 PageTables:           80 kB
 NFS_Unstable:          0 kB
 Bounce:                0 kB
 WritebackTmp:          0 kB
 CommitLimit:       48960 kB
 Committed_AS:       3852 kB
 VmallocTotal:     417792 kB
 VmallocUsed:       43572 kB
 VmallocChunk:     335868 kB
 
 # cat /proc/mtd
 dev:    size   erasesize  name
 mtd0: 00040000 00020000 "misc"
 mtd1: 00500000 00020000 "recovery"
 mtd2: 00280000 00020000 "boot"
 mtd3: 05a00000 00020000 "system"
 mtd4: 01e00000 00020000 "cache"
 mtd5: 059c0000 00020000 "userdata"
 mtd6: 10000000 00020000 "msm_nand"
 
 # busybox df -m
 Filesystem           1M-blocks      Used Available Use% Mounted on
 tmpfs                       48         0        48   0% /dev
 /dev/block/mtdblock3        90         1        89   1% /system
 /dev/block/mtdblock4        30         1        29   4% /cache
 /dev/block/mtdblock5        90        55        35  61% /data
 /dev/block/mmcblk0p1      7651       526      7125   7% /sdcard

導入前と比べると /cacheの容量が減って/systemと/dataの容量が増えているのがわかる。 しかしなにもしないでも/dataはマウントできて、その内容もそのまま残っていた。

もしかしたら、HTC DREAMロゴの状態で中断したので、 /systemパーティションのコピーが中断したのではなかろうか。 そのような記述は参照ページにはなかったが。

(2011-07-27)

坂本ROMを入れてみる #1

坂本ROMについて

(工事中)

手順

  1. リカバリから wipe data and factory reset。
  2. 次の3つのファイル(全てupdate.zip形式)をこの順でリカバリから焼く。
    • update-cm-7.1.0-RC0-DS_ja2_S.zip
    • cm-kernel-2.6.37.6_camfix.zip
    • gapps-gb-20110613-signed.zip

結果

起動せず。

radio-2.22.27.08を焼く

坂本さんから指定されているバージョンのradioを焼いてみる。 DangerSPLとの相性が心配だが、焼いてみると問題なくhbootとリカバリが起動した。

 fastboot flash radio radio-2.22.27.08.img

坂本ROMを入れてみる #2

手順

  1. リカバリから wipe data and factory reset。
  2. #1と同じ3つのファイルをリカバリから焼く。

結果

起動せず。

HBOOT-1.33.0013dを焼く

坂本さんから指定されているバージョンのhbootを焼いてみる。 これはSapphire用だったと思うので、Dreamとの相性が心配だが、 焼いてみると問題なくhbootとリカバリが起動した。

またDangerSPL導入時に増えたメモリは減ることなくそのまま維持されている。

坂本ROMを入れてみる #3

手順

  1. リカバリから wipe data and factory reset。
  2. #1と同じ3つのファイルをリカバリから焼く。

結果

起動せず。

坂本ROMを入れてみる #4

手順

  1. リカバリから Ohsaka-Superwipe-v2をフラッシュする。
  2. #1と同じ3つのファイルをリカバリから焼く。

結果

起動せず。

このあとやったこと

  1. SDカードのバックアップ
  2. recovery-clockworkmod-4.0.0.5-sapphire&dreamをfastboot flashしようとしてエラー
  3. SPLをDangerSPL(1.33.2005)に戻す。
  4. recovery-clockworkmod-4.0.0.5-sapphire&dreamをfastboot flash(成功)
  5. リカバリからSDカードのパーティション切り直し(sd-ext1GBとswap256MB)
  6. SPLを1.33.0013dに戻す。

後日のHT-03Aでやってみたところ、 SPLを1.33.2005に戻さなくとも、flash_imageコマンドを使えば リカバリの書き換えは可能なようだ。

 flash_image hboot recovery-clockworkmod-4.0.0.5-sapphire&dream.zip

坂本ROMを入れてみる #5

手順

  1. リカバリから Ohsaka-Superwipe-v2をフラッシュする。
  2. #1と同じ3つのファイルをリカバリから焼く。

(2011-07-29)

成功

2ちゃんねるで坂本さんご本人の「cm-kernelはtroutには対応してないのよ」という アドバイスを頂いて、カーネルをezgbカーネルに置き換えてみたらうまくいった。

Superwipeはしてない。起 動を確認してから念のためfactory reset (userdataとcacheのクリア)だけした。

(2011-08-06)

(2011-08-10)

Tag: HTC Dream T-Mobile G1 ADP1 CyanogenMod7 DangerSPL