もう忘れたよ。あっ思い出した
- mini proにはリカバリ領域がないので、SK17i用のClockwork_basedなリカバリは fastboot bootで起動するしか無い(fastboot flash recoveryで書き込むことができない)。これじゃあアンロックした意味が無いじゃあないかと思うけど仕方がない。
- 代わりにX-parts(旧称CWMオートインストーラ)を使って擬似的にリカバリを書き込む(実際はsystemパーティションに書き込んでいるだけ)。
いまはとりあえずこれだけ書いておく。
(2012-11-20)
mini proのrootingには2つの方法がある。ブートローダアンロックを伴う方法と、ブートローダアンロックを必要としない方法である。
rooting with bootloader-unlock
ブートローダのアンロック
mini proのブートローダアンロックには、オフィシャルな方法と、テストポイントによる方法とがある。それぞれの特徴は以下。
- オフィシャルな方法は、DRMキーを失う。
- テストポイントによる方法は、DRMキーを失わない。
- オフィシャルな方法でアンロックした場合は、再ロックする方法がある。
- テストポイントによる方法でアンロックした場合は、再ロックができない。
また、他機種(他メーカー?)と比べた特徴として、
- mini proは(Xperiaは?)リカバリパーティションを持たないので、fastbootモードからのリカバリの書き込み(fastboot flash recovery ...)はできない(fastboot boot ... はできる)。
- 代わりに、systemパーティションにリカバリプログラムを置く方法(この方法は予めrootingを必要とするがブートローダアンロックを必要としない)がある(X-Parts(旧CWMオートインストーラ)など)。
オフィシャルなブートローダアンロックの手順についてはZakkicho/MiniProBootloaderUnlock?を参照。
ブートローダアンロック後のrooting
fastboot boot ... で起動したリカバリプログラムからSuperuserなんちゃら.zipを書き込むだけなので手順は省略。ブートローダアンロックのできるNexusなんかと同じなので、このWikiのそれらしいところを探せば載っていると思う。
ブートローダの再ロック
rootingして使うだけならブートローダの再ロックは必要ないが、ひきつづき、ブートローダアンロックなしのrootingを試みるために私には必要だったので、行きがかり上この場所に記す。
参照ページ
ダウンロード
- Xperia_Relock_bootloader.ftf
- FlashTool
注意
- テストポイントでアンロックした場合はこの手順で再ロックはできないと参照ページにでっかい赤い字で書いてある。
- DRMキーはなくなるらしい。
前提条件
手順
- FlashToolのfirmwaresフォルダにXperia_Relock_bootloader.ftfファイルを置く。
- 母艦PCでFlashToolを起動。
- FlashToolのFlashボタン(稲妻のアイコンのボタン)を押す。
- ダイアログではFlashmodeを選択してOKを押す。
- 次のダイアログの Select a firmware 欄で
Xperia / Relock_bootloader / v1 を選んでOKを押す。
- 以下、ダイアログの指示にしたがう。すなわち:
- 端末がPCに接続されていたら外して電源を切り、
- 端末をflashモードにする。すなわち、
voldownキーを押しっぱなしにしながら、USBケーブルで端末を母艦PCに接続する。
- するとダイアログが消え、
FlashToolのログ表示エリアにメッセージが次々と表示される。
- そのメッセージの中にはPhone will rebootとかが表示されているのだが
リブートしないので、USBケーブルを外して電源キー長押しで端末を起動。
- *#*#7378423#*#*に電話をかけてserviceメニューを呼び出し、
- > Service info > Configration を選択し、
- 一番下のRooting status:が
Bootloader unlock allowed: Yes
となっていればブートローダの再ロックは完了している
(ブートローダがアンロックされたままだとここは
Bootloader unlocked
とかなんとか表示されていた(正確には忘れた)はず)。
- この状態で端末をfastbootモードにして
fastboot boot リカバリイメージ
をやったら失敗したので、確かにブートローダは再ロックされているものと思う。
おぼえがき
- ブートローダアンロック → rootingする → 上の方法でブートローダの再ロック
をしたら、rootはとれたままだった(端末ソフトウェアのビルド番号は4.1.B.0.431)。
- 4.1.B.0.431から4.1.B.0.587へのOTAは失敗した(文鎮化したりはしなかったが)。
- SEUSによる4.1.B.0.431から4.1.B.0.587へのアップデートは成功したが、
rootが失われた。
そこで以下の手順によりrootの再取得を試みる。
rooting without bootloader-unlock
手順の概略は、カーネル(bootパーティション)を
Android 4.0.3のもの(Xperia Neo Vのものを用いる)に置き換え、
その脆弱性を利用するDooMLoRDツールを用いてrootingを行った後、
カーネルをオリジナルに戻す、というものである。
参照ページ
- [TUTORIAL] ROOTING SK17i ICS 4.0.4 FW 4.1.B.0.431:
カーネル置き換えを伴う今回のrooting手順について
- [[ROOT] Rooting Toolkit for Xperia 2011 ICS [FW:.562]{LOCKED & UNLOCKED BOOTLOADERS}:
Xperia2011 ICS用のDooMLoRDについて
- Xperia Neo V の ICS(4.0.3)ROMのページ
ダウンロード
- Xperia Neo VのNordic版.ftfファイル(2分割):
part1
part2
:適当なツール(unixのcatでOK。DOSコマンドだったらcopyのアペンド機能を使うか)
で結合すること。
- FlashTool
- Tutorials | Firmware | FAQ | First Aid - Updated 16/8/2012 - Downloads available!:
Xperia mini proのstock ROMのftfファイル
(4.1.B.0.587のftfは431からSEUSでアップデートした後にFlashToolで作れる)
- DooMLoRD_v1_Xperia-2011-ICS-ROOT-emu-busybox-su.zip
要件
- 母艦PCはWindows。
- 母艦PCにmini pro用のadbのドライバがインストールされていること。
- 端末のUSBデバッグモードと「不明な提供元からのインストール」モードを有効にしておく(これ非常に重要)。
- (これは要件ではないが)今回実施したのはファームウェア4.1.B.0.587の環境
手順
4.0.3のカーネルへの書き換え
- 端末は母艦PCにはまだ繋がないでおく。端末の電源は切っておく。
- 母艦PCでFlashToolを起動する。
- FlashToolのFlashボタン(稲妻のアイコンのボタン)を押す。
- ダイアログが出るのでFlashmodeを選択してOKを押す。
- 次のダイアログが出るので Select a firmware 欄で
MT11i / 4.1.A.0.562 / Nordic_1253_1755 を選ぶ。
- 同じダイアログのWipe欄の
- Wipe data
- Wipe cache
- Wipe apps log
のチェックをすべて外す。
- さらに同じダイアログのExclude欄の
- Exclude system
- Exclude baseband
- Exclude Fota
- Exclude TA
の全てにチェックを入れて、
- Exclude kernel
だけチェックを外す。
- ダイアログのOKボタンを押す。
- 以下、次のダイアログの指示にしたがう。すなわち:
- 端末の電源を切り、
- 端末をflashモードにする。すなわち、
voldownキーを押しっぱなしにしながら、USBケーブルで端末を母艦PCに接続する。
- するとダイアログが消え、
FlashToolのログ表示エリアにメッセージが次々と表示される。
- そのメッセージの中にはPhone will rebootとかが表示されているのだが
リブートしないので、USBケーブルを外して電源キー長押しで端末を起動。
- 画面にはなにも表示されないかもしれないが、この状態で起動はしている(はず)。
- 端末を母艦PCにUSB接続する。
- 母艦PCで
adb device
コマンドを実行して端末が認識されていることを確かめる
(List of devices attached の下に
英数字からなる文字列 device
とか表示されればOK)。
DooMLoRD(Xperia2011ICS用)によるrooting
- 端末の電源は入れておく。
- DooMLoRD_v1_Xperia-2011-ICS-ROOT-emu-busybox-su.zip
を母艦PCの適当な場所に展開する。
- runme.batを実行する。
- するとコマンドプロンプトウィンドウが開いて説明が表示される。
- 画面の説明にしたがいここで端末を母艦PCにUSB接続する。
- 母艦PCのコマンドプロンプトウィンドウで何かのキーを押す。
- 作業が始まる。端末は何度か再起動する。
- コマンドプロンプトウィンドウに ALL DONE と表示されたら終わり。
- 端末からUSBケーブルを抜き、バッテリを外して電源を落とす。
stockカーネルへの書き戻し
- 端末は母艦PCにはまだ繋がないでおく。端末の電源は切っておく。
- 母艦PCでFlashToolを起動する。
- FlashToolのFlashボタン(稲妻のアイコンのボタン)を押す。
- ダイアログが出るのでFlashmodeを選択してOKを押す。
- 次のダイアログが出るので Select a firmware 欄で
SK17i / 4.1.B.0.587 / (1244-7088) を選ぶ
(ここは自分の端末のファームウェアに合ったバージョンのものを選ぶこと)。
- 同じダイアログのWipe欄の
- Wipe data
- Wipe cache
- Wipe apps log
のチェックをすべて外す。
- さらに同じダイアログのExclude欄の
- Exclude system
- Exclude baseband
- Exclude Fota
- Exclude TA
の全てにチェックを入れて、
- Exclude kernel
だけチェックを外す。
- ダイアログのOKボタンを押す。
- 以下、次のダイアログの指示にしたがう。すなわち:
- 端末の電源を切り、
- 端末をflashモードにする。すなわち、
voldownキーを押しっぱなしにしながら、USBケーブルで端末を母艦PCに接続する。
- するとダイアログが消え、
FlashToolのログ表示エリアにメッセージが次々と表示される。
- そのメッセージの中にはPhone will rebootとかが表示されているのだが
リブートしないので、USBケーブルを外して電源キー長押しで端末を起動。
- rootの必要なアプリを起動してrootingできているかどうか確認してみる。
リカバリプログラムの書き込み
X-Partsを使う。
参照ページ
ダウンロード
手順
- PlayストアからX-Partsをインストールして起動。
- INSTALLS タブを選ぶ。
- インストールするCWMがICS用であることを画面で確認。
- Install CWM ボタンを押す。
- Install Complete と表示されたらOK。
- 端末を再起動する。
- SONYロゴが表示され、それが白く輝いた(輝度が強まった)ら、
voldownかvolupキー(どちらでもよい)を数回押す。
- リカバリのメニューが表示されるはず。
- あとはご自由に(とりあえずNANDROIDバックアップをするのがよいだろう)。
(2012-12-28)
(2013-01-01)
(2013-01-02)
(2012-01-03)
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